議会だより18号

〇9月定例会報告

報告が遅くなりましたが、9月定例議会が9月30日に終わりました。個人的には9月上旬に子どもが生まれたため色々なことが忙しくなってしまいましたが、今回の議会は初日から台風上陸と重なることが予想され1日ずれて始まるというイレギュラーなスタートでした。そのこと自体は、台風上陸となれば市長等による災害対策本部が設置されて対応が行われるからですから、無理に議会を開かずに開会日が延期されたのは当たり前ではありますが良い体制が出来ているとも感じます。ただ、議会開会中の9月25日には市庁舎の外装材が落下するという事故も発生しました。最終日に急遽、追加の補正予算案が提出されるなど忙しい9月議会だったと思います。

 

〇主な議案

・海老名市保育所設置条例及び海老名市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の保育料を定める条例の一部改正

下今泉保育園の老朽化による建替えに伴って、下今泉保育園への指定管理導入が提案されました。導入に当たっては、園の伝統を継続して運営できる市内の事業者に限定して公募をするため実績等でも安心できる。保護者の負担も大きく増加しない条例になっている。現在勤めて保育士の処遇についても配慮している。将来的な保育の需給調整も他の公立5園で対応できるとのことでした。下今泉保育園のある地域は海老名駅からも近く立地としても民間が運営しやすい地域になっています。将来的には民間が運営していくのが望ましい場所になっていくように思います。(賛成)

 

〇補正予算

今回の補正予算での特徴的なものとしては、

・下今泉保育園の建替え

指定管理とは別に建替え部分の予算で、定員90名から120名への増員や木造による木のぬくもりを考えた造りとなること。また工事期間中も園を運営することから安全管理に万全を期すことと一部対策が確認されました。

・支援物資の集積場所確保

熊本地震等の教訓を生かして南部防災備蓄倉庫と杉久保消防団器具置場の土地購入し整備することで大量の支援物資の受入れにも対応できるようにしたいとのことです。

・少人数指導のため教員の増員費用の補正

35人学級にするための教員の人数等が確定し、当初見込みとの違いが出ていた部分を修正したいとのことでした。
必要な予算だと理解して賛成しました。

 

〇陳情

墓地建設計画に反対する地域住民による墓地建設計画阻止のための墓地条例改正を求める陳情が審査されました。今回のポイントは特定地域の墓地建設計画反対のために海老名市全域に影響を与える条例改正を行うのか、です。内容は、墓地を造る場合は人家から100m以上離すように条例で定めてほしいとのこと。今は6月の規則改正で50m以上離すように定められています。実は50mでも海老名市内で探すのはかなり難しい。つまり海老名市内には墓地を造らせない条例になります。しかも、今回の陳情は条例改正を求めていますので、当然、議会だけで対応できます。陳情の了承はつまり条例改正への着手になります。

そして、もう一点。すでに進んでいた墓地計画を後出しじゃんけんの状態でルールを変えて造らせないわけです。それをその計画を進めさせないという理由で出てきた陳情をもとに条例改正することになれば…
残念ながら私は反対に回ったものの賛成多数で趣旨了承となりました。今後も将来の負債にならないように慎重な対応が必要だと考えます。

 

〇意見書

今回、私が提案者となって会派から「義務教育に係る国の財源確保と教育の機会均等と水準の維持向上を求める意見書」を提案し、全員賛成で可決しました。

そもそも義務教育は、全国どこでもどんな環境でも、全ての子どもたちに行き届いた教育を行うものです。また、学校教育は、人々の暮らしや価値観が多様化・複雑化した時代に対応するため、地域に根差した特色ある教育が求められてもいます。そのような中、学校現場では、学習指導要領の趣旨を踏まえ、多くの教育課題の解決に向け努力をしています。しかし、現実には子どもたちへの行き届いた教育の実施に必要な教員の数が足りておらず、市では、市の予算で教員の数を増やして少人数学級や少人数指導の達成などのきめ細かな対応を行っています。

そこで、この意見書では教育の機会均等などに不可欠な義務教育費国庫負担制度の存続・拡充を図ることとして、国による教育関連予算の継続的な確保及び拡充を求めると同時に、次世代を担う子どもたちの教育環境を充実させるために30人学級が標準となるような法改正を図ることを国に求めています。

会派で視察した秋田県能代市の事例や今の海老名市の状況をみても今後の教育への取り組みは喫緊の課題だと思っています。この意見書によって少しでも国が動き出してくれることを願います。

 

〇政務活動費

富山市議会での政務活動費不正受給問題など世の中で色々と騒がれていますので海老名市議会の現状をお知らせします。

海老名市議会では、政務活動費は一人当たり月額18000円です。収支の大枠はネット上で公開されていますので、「海老名市」「政務活動費」で検索すれば見ることができます。また、領収書等のその他資料についても議会事務局で閲覧することが可能です。これらの資料についてもインターネット上で公開してはどうかという議論もありますがまだ進んでいません。

ちなみに使い道には飲食費は含まれません。視察についても企業の出張と同じで交通費と宿泊費のみとなります。また、各種団体等との意見交換会や会議で飲食費が発生しても自費となります。他市で問題になっているケースでは、こういったところへの支出が認められている場合が多いように感じます。

色々と議会内で議論もされますが、どうしても内向きな議論に終始しがちです。要は議員に求める資質や成果などによって大きく左右される部分でもあります。議会がしっかりと機能している感じてもらえるような活動がまずは大事なのだと私は考えています。